アフォーダンス理論を 英会話 個人レッスンに応用する
はじめに – アフォーダンス(affordance)とは?
例) ハイキングに出かけ 歩き続けた後、道端に 腰かけに 丁度良い大きさの 岩がありました。 さあ、ここに座って 一休みしよう と、ハイカーは 岩に腰をかけ、休憩を取りました。
この場合 岩が ハイカーに 腰かけとしての アフォーダンス(affordance)を誘発 していると考えます。 モノ(岩)に備わった、人(ハイカー)が知覚できる 行為の可能性 が アフォーダンスです。
アフォーダンス理論は 私たちの生活の 様々な 分野で活用されています。 例えば、ドアにノブがあれば 回してドアを開ける。 ウエブ上で 青文字に下線が 引いてあれば、ハイパーリンクできるなど。 体験に基づいて説明なしで 行動を起こさせる 仕組み が日常生活に多く組み込まれています。
アフォーダンス理論は 過去の体験をもとに特定の条件に 特定の行動が結び付けられる。
(例: ハイパーリンクを知らない人は、青文字をクリックしない)
アフォーダンス理論は モノが ヒト に対して 誘発する メッセージの理論ですが、これを モノからヒトに拡張して考えることは可能か?
ヒト(講師)が ヒト(生徒さま)に 特定の情報(仕草、表情、話し方)を発し、 生徒さまに特定の行動(または情動)を 誘発させることができるのではないか?
ヒトとヒトのコミュニケーションに応用できる 具体的な アフォーダンスを 講師 一人ひとりが 体系化したなら、とても 円滑な コミュニケーションが 講師と生徒さま の間に生まれるのではないかと 考えます。
アフォーダンス理論を ベースに 個人レッスンのルールを作ってみよう
まず、下記の仮説が 有効であると 考えましょう。
講師がもつアフォーダンスが、生徒さまの無意識の行動・情動を誘発させる、ということがある。
例) 生徒さま が 質問しやすい モードが生まれる。
例) 生徒さま が パーソナルなことも 打ち解けて 話すようになる。
例) 生徒さま が 講師を 在り方の Mentor として 位置づける。
次に、アフォーダンスは 状態(教える、説明するなど 逐次変化する要因)のことでなく、静的な要因のこと。 在り方、価値観など 性質の ことであると考えましょう。
そして、アフォーダンスは 非言語コミュニケーションにおける アイコンタクト、仕草、表情や、声音、話のスピード、言葉選び(何を話すかでなく、どう話すかに注目)を意味します。
自分の アフォーダンス をオーガナイズする 簡単な方法
まず 個人レッスン、1.2m の距離に 自分が苦手な人が 対面で 座っていることを イメージしてください。
次に その人の特徴を 3つから5つ 書き出してください。
例) 声が大きく、まくし立てるような話し方。 しぐさが大雑把。 私は、私は と常に自分の意見を主張し、物事に白黒つけたがる。
次に 上記の特徴と正反対の人をイメージし、正反対の言葉で表現してみてください。
例) 話し方は ソフトで 声のトーンは いつも 一定。 しぐさに 気品がある。 人の 意見につねに 耳を傾け、意見の多様性を常に重んじる。
⇒ この人を イメージして これに沿った 講師としての自分を 演じるようにしてください。
気をつける点は 線引き の難しい表現 (例: 控えめ と 自信がない の線引き・定義)は 1センテンスにして、少し長めに書いて ください。
例: 控えめとは?: 相手を常に 優先する姿勢が ぶれない。 何かあれば 最初に謝り、どんなことにも 動じない。
このように 自分の レッスン中の 在り方 を定義して 実践すると、相手の エモーション の状態に違いが出る
そして 相手の 無意識の行動を導く ことに なると 思います。
Q. なぜ、個人レッスンの講師に アフォーダンス理論が必要なのですか?
A. それは、個人レッスンが 1.2m の距離間で、プライベートな場所で 人と人とのやり取りが 行なわれるからです。 両者が 1.2m まで 接近すれば、以心伝心で 言葉がなくても、伝わる事が多くなりますし、また 不協和音も 生じやすくなります。
ですから プル型のアフォーダンスは、やりとりを円滑にする、相手の心に 潤滑油 としてはたらくのです。
ある人は、あることを行おうという要求をもっている。
あるモノが、その人が要求していることを行えるという情報を発している。
その人の目に、そのモノが、その要求をかなえるモノとして目に入る(その人がそのモノが発する情報を発見する)。
その人はそのモノを使い要求をかなえる。
上記から言えること:
モノは ヒトの顕在意識にアピールします。
MPE が 伝えたいこと:
ヒトは ヒトの潜在意識にアピールします。
このように モノと ヒトのアフォーダンスを 分けて考えると 分かりやすいと 思います。
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