聴力
赤ちゃんは、自国語にない音素に
反応する能力を備えています
英語を初めて聞く、日本の赤ちゃんも
L(エル)とR(アール)を聞き分けているのです
絶対音感に類似する、この音素識別能力は
生後10ヶ月ごろ、ピークを迎えますが
1才前から英語を始めるべき
ということではありません
子供英会話の目標は、英語圏の子供のように
音素を完全に聞き分けることではなく
英語聴覚の基礎 (a. - c.) を創ることにあります
a. 第2言語としての、正しい英語発音を身につけること
(= 日本語にない英語の音素を、意識して繰り返すこと)
b. 英語の韻律(prosody)を体得すること
(= a. を応用しながら、チャンクで英語のイントネーションを体得する)
c. 発話を繰り返しながら、文法を学ぶための下地を作る
(c. については、小学校高学年 - 中学生の方が優れています)
a. と b. を組み合わせ、聴覚で得た英語の音を
発話で再現する練習を重ねます
7才の子供の聴覚と
発話のリンク能力は
たいへん優れています
年令を重ねるにしたがい
日本語韻律(起伏が少なく、等時間隔の発話リズム)の
影響が大きくなり
強弱アクセントから成る英語の発音を
難しく感じるようになります
音素: 言語の音韻論上の最小単位
日本語の母音は、音素数は5つ(あ、い、う、え、お)ですが
英語の基本母音音素は12あります
韻律: その言語が持つ、特有の規則的リズム
チャンク: いくつかの単語を組み合わせた、意味を表す小さなかたまり(フレーズ)
集中力
子供の英会話の伸びと、集中力は比例しています
習い事、特に武道を習う子供の、集中力は高く
レッスンの密度も濃くなります
音楽を習っている子供は、聴覚が研ぎ澄まされ
2重母音など、成人が苦手とする音の体得も
早いように思われます
初めての習い事として、英会話を始める子供にとって
レッスンは集中力を養う、初めての機会でもあります
集中力の度合いは、発するセンテンスの長さから、測ることができます
1. turtle
2. big turtle
3. big purple turtle
4. The big purple turtle is swimming.
5. The big purple turtle is swimming in the sea.
6. The big purple turtle is swimming in the deep blue sea.
センテンスを段階的に伸ばしながら
安定した答えが出せるワード数で
スピードを少しずつ上げるようにしてください
視聴覚による情報(絵や音など)の識別能力も
集中力とともに、発達します
同じ問題を出すときも、スピードを上げる、逆さから読んでみる
なぞなぞのように応用問題形式にするなど
アプローチを変えて、復習すると効果的です
論理的思考
中学校での英語は、正誤問題、並び替え、選択問題など
論理的思考を用いる、左脳型の学習です
これに対し、繰り返しの練習、体感から習得する子供英会話は
音楽や図工と同じ、右脳型の体験学習です
子供の論理的思考の器は、小学校での課題を通して
ゆっくりと成長していきます
右脳型の体験学習である
子供英会話は情操教育であり
情緒的思考から、論理的思考への橋渡しとしても
大きな役割を果たします
英語の不思議なイントネーション
外国の風景や人々の写真
輸入教材特有の、色使いや匂い
これらでさえ、子供の頭脳を活性する
良質の刺激なのです
表現ツールとしての英語
子供が、英語を自己表現のツールとして認識するまでには
成長を、待たなくてはなりません
自己表現力が、十分に育っていない幼少期の子供にとって
英語は、算数の九九のようなものと言えるでしょう
8 x 2 = 16, 丸く、赤いリンゴを見たら It's a red round apple. のように
反射的に答える、プラクティス・ゲームに近い感覚です
7才位までの英会話レッスンでは
目に入るものを、出来るだけ英語で表現してもらう
状態の描写に、十分な時間をかけるましょう
この時期の子供のレッスンでは、単語を増やすよりも
発音の口の形を作る、スピードを上げながら
集中力を伸ばすことを優先します
聴力の臨界期にある子供たちの
生理的能力を発展・継続させること
子供英会話では、聴覚の育成が主題です
I think で始まる、自己表現のための英語は
次のステップで、異なるアプローチを用意します
記憶力
子供(3 - 7才)が得意な学習は、体感レベルで身につける
潜在学習(右脳を用いる学習)です
発音や、イントネーション、リエゾンの習得など、右脳型学習は
成人の能力を、上回るほどです
その一方、暗記や、教えられて身につける
顕在学習(左脳を用いる学習)能力は
まだ、十分に発達していません
日常的に、英語を使う機会のない子供は
瞬時の記憶力に優れていますが
しばらく復習をしないと、忘れてしまうことがよくあります
ピクチャー・ディクショナリーなど、多くの単語が登場する教材では
定期的な復習が、効果を生みます
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